PAYPAYキャンペーン後日談
PAYPAYキャンペーンの影響
先週一週間の全国の家電販売は前年比10%増になりました。
ちなみに全国の家電量販店やホームセンター、GMSのPOSデータは、ある調査会社に集まるようになっており、日曜締めのデータは、火曜には各量販店に配信されます。
PAYPAYキャンペーンで1人勝ちと噂される量販店が5割程度、他の取り扱いがあった量販店も2〜3割の増収だったようです。
取り扱いのなかった量販店は前年並みの実績でした。
キャンペーンが木曜で終了したことを考えると、各量販店では、キャンペーン中の平日の売上が大きく伸長したことが分かります。
次回のキャンペーンはあるのか?
PAYPAYキャンペーンについては、終了直後から、いろいろな噂が飛び交っています。
真偽不明ですが、年内にもう一度というような噂もあります。
しかし個人的には、年内にもう一回というのは、考えづらいのではないかと思っています。
今回、キャンペーン中に、PAYPAY のシステムは何度もダウンしました。
また終了した現在でも、加盟店側のシステムには制限がかかっており、完全には復旧していません。
今回、自分でも、ファミリーマートや他の加盟店で買い物をしましたが、システムトラブルで待たされたことがありました。
決済サービスというのは、やはり信頼性が第1だと思います。
支払おうと思ったときに支払えないのでは、安心して使用することはできません。
本日、PAYPAYからお詫びのリリースがでています。
現在、PAYPAY 側はシステム増強と改善を一生懸命に行なっていることでしょう。
改善されるまでは次回のキャンペーンは行われないと思います。
来月10日にどうなるか?
今回のキャンペーンの還元が、来月10日にあります。
総額100億円が還元されるその日に向けて、各加盟店はこれから、その需要の獲得に向けた準備をしていくことでしょう。
完全に個人的な予想ですが、次のキャンペーンが早々にあるとすれば、その10日以降にある可能性が高いのではないかと思います。
時間的に余裕があるとまでは言えないにしても、話題性が高まるため、効果が期待できるタイミングです。
PAYPAY不正利用のニュースについて
PAYPAYでのクレジットカード不正利用のニュースが、かなり大きく報道されています。
これについては、報道機関の悪意を感じます。
なぜなら、今回の不正利用は、あくまでも、すでに他社で流出したカード番号が使われたということで、流出させたのはPAYPAYではないからです。
たしかに不正利用のチェックは、十分ではないかもしれませんが、報道されているセキュリティコードのチェックによるロックというのがされていないサービスは、世の中にいくらでもあります。PAYPAYだけがそうなわけではありません。
追求されるべきは流出させた側であり、今回でいうなら、噂されているブリティッシュエアウェイズだと思います。
話題になっているPAYPAYに関連させることで、ニュース価値を上げようとする報道機関の姿勢に疑問を感じます。