現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

ゲーム機を安く買う方法はあるのか?

ゲーム機を安く買う放送はあるか?

そろそろクリスマスプレゼント需要が高まってくる時期です。

ゲーム機を安く買う方法はあるのか?

興味のある人も多いと思います。

結論から言うとありません。

  

どんなに価格比較してもせいぜい数百円の差です。なぜなら、ゲーム機の販売では、販売店はまったくと言っていいほど儲からないからです。買う側としては、販売店のポイント還元を当てにするくらいしかできることはありません。

 

儲からないゲーム機の販売

  

どれほど儲からないか?

3万円くらいのゲーム機の利益と5千円くらいのインクの利益は同じくらいです。

5千円くらいのLED電球の利益と比べてもやっぱり同じくらいです。

ポイント還元してる店は差し引きすると明らかに原価割れです。

 

これをカードでお客さんが支払ったとします。

その時点でカード会社への手数料を引くと、販売店の利益はほぼ0になります。

  

ゲーム機と一緒にゲームソフトが売れれば儲かるのではないかと思うかもしれません。ゲーム機よりはマシですが、ゲームソフトもまったくもうかりません。

ゲームソフトよりも千円くらいのエボルタ電池の方が儲かります。別にエボルタ電池でぼったくっているわけではありません。通常の家電と同じ程度の利益率です。

 

おもちゃ屋を絶滅させたゲーム機

 

世間からおもちゃ屋がなくなってしまいました。トイザらスもかなり厳しくなってきています。ネットの影響だと思っている人が多いと思います。まったく違います。全てはゲーム機とゲームソフトの利益率の低さです。

 

今やおもちゃ需要の大半がゲームになったことでおもちゃ屋は経営が成り立たなくなったのです。ゲームは昔からあると思うかもしれません。

昔は多くのおもちゃ屋で中古のゲームを売買していました。それがゲーム機メーカーからの締め付けで取り扱いが難しくなっていきました。おもちゃ屋は中古のゲームでかろうじて利益を確保していましたが、それもできなくなったのです。

 

いずれゲーム機の店頭販売はなくなる

 

では利益の取れる価格を販売店がつければいいと思うかもしれません。それはメーカー希望小売価格より高い値段をつけるということになります。

 

調べれば分かりますが、ゲーム機やゲームソフトの販売価格は、メーカー希望小売価格からほんの数百円安い値段が付いているだけです。

 

この利益率でやっていける実店舗もネットショップもありません。家電量販店では集客のために扱っている商品だから残っていますが、いずれ実店舗では取り扱われなくなっていく商品だと思います。