現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

エアコンの選び方

まずは部屋を確認

エアコンを買いに行く前にいくつか確認すべきことがあります。 まず当たり前ですが、部屋についての確認です。

部屋の広さ

やはり部屋の広さが最適なエアコン選びには1番重要です。

とくに部屋の広さに対して容量の小さなエアコンは絶対に選んではいけません。
効きが悪くなるだけでなく、電気代も高くなります。
8畳用のエアコンを無理に10畳の部屋につけると、想像以上にエアコンには負荷がかかるのです。

取り付け場所

次に取り付け場所です。
買い替えであればあまり考慮する必要がないかもしれませんが、とくに新しく取り付ける場合は、絶対に確認しておくべきことです。

  • エアコン用の専用コンセントはあるか?
  • ある場合、100ボルトか?200ボルトか?
    分からなければコンセントの形状と家のブレーカーボックスの中の写真を撮って店に持っていくと話はスムーズです。
  • 室外機につなぐための穴はあいているか?
  • そして穴の外側の真下にエアコンの室外機が置けるか?
    穴の近辺や室外機を置く場所近辺も写真を撮っておくといいと思います。

これらによってエアコンの工事料金は大きくかわります。
また取り付けに来る人も変わったりします。
取り付けにきて、付けられないとならないように、また高額な追加料金がかからないように確認しておきましょう。

機種は暖房能力の比較から

先回に、エアコンを暖房に使うべきと書きました。
エアコンほどコスパの高い暖房はありません。
- エアコンを安く買える時期

そしてエアコンの能力は暖房時にこそ、機種の差が大きく出ます。

店頭では、冷房能力で並べてあるので注意が必要です。
暖房能力は、店頭に表示されてないことも多いので、その場合はカタログなどで確認しましょう。

寒い地方は、要注意

そして家が冬に零下が続くような地方については、必ず寒冷地仕様のエアコンを購入しましょう。
なぜならエアコンの基本構造であるヒートポンプというのは、大気の熱を利用するという仕組み上、一定以下の温度では動作できないからです。

寒冷地のエアコンについては、 量販店のチラシに載っているような機種は絶対に買ってはいけません。
量販店のチラシの機種はほぼ全国一律で、差し替えられていることは滅多にありません。

そして年間電気代

量販店の店頭では機種ごとに年間電気代が記載されていることが多いと思います。
同じ基準で比較されているので、これについては、別の量販店同士の別の機種との比較もできます。

ただし少し注意が必要なのは、基準で使用されている使用期間や使用時間ともに普通の感覚からするとかなり長いということです。

感覚的には半分強くらいで考えればいいと思います。
そうして機種ごとに電気代の差を比較して、機種の価格の差と見比べて選んでいきましょう。

上位機種には機能満載

そして電気代と機種の価格で迷ったときには、迷わず価格の高い機種を選ぶべきです。
温度のコントロール、湿度のコントロール、そして動作音なども違ってきます。

上位機種になればなるほど、数字で比較できない快適さが間違いなく増していきます。

メーカーによってもかなり特徴が違うので、販売員から話を聞いたり、カタログなども見ながら選びましょう。