現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

カードの暗証番号を覚えていますか?

クレジットカードがサインでは使えなくなる

手持ちのクレジットカードカードの暗証番号は覚えているでしょうか?
カードの枚数が多くて全ては覚えてないという人も多いのではないでしょうか。

実店舗では、多くの場合、来年3月までにサインでクレジットカードを使用することができなくなります。

つまり決済端末で暗証番号を入力しなければ使用できないということです。
(スーパーなどでの元々、サインが不要だった少額決済は別です。)

クレジットカード情報の非保持化

大規模なチェーン店以外でどこまで対応が進んでいるか分かりませんが、これはクレジットカード情報の非保持化と呼ばれるものの影響です。

改正割賦販売法で、クレジットカードの加盟店は、厳しい基準をクリアするか、カード情報の非保持化をする義務があります。

その対応期限が来年3月となり、あと1年となりました。

カード情報の非保持化とは、簡単に言えばカードの決済処理を店舗が行わないということです。
全て外部の決済機関に情報を送信して、承認を取ることになります。

その際にカードをICの読み取り機に通して、暗証番号を入力しなければいけません。
つまり暗証番号を入力しなければ、承認されなくなるので、カードが使えないということになります。

多くのチェーン店でPOS改修が必要

これまで多くのチェーン店では、POSにカード番号を取り込んで、カード会社に送っていましたので、今回の法改正でPOS改修が必要になっています。

大規模なチェーン店では、すでに対策が終了したか、もしくは現在、システム改修を進めているところだと思います。

政府は、大規模チェーン店(小売上位の百社程度のようです)については、幹事となるカード会社を割り当てて、進捗管理の指導を行っています。

逆に様子が分かりませんが、幹事のいないチェーン店が対策できているのか心配ではあります。
法律ですので、対策できていなければ、来年4月以降はカードが取り扱えなくなります。

IC化が進むクレジットカード

さてお持ちのカードはICチップが搭載されてチいるでしょうか?
ICチップはクレジットカード表面に金色の正方形でついています。

これがないカードもまだ流通していますが、多くはカード会社が切り替えを行うことになります。
ないままのカードは、今後は多くの店舗で使えなくなります。
なぜなら読み取り機はICを読み取るものであり、暗証番号はICに記録されているからです。

さてこのIC化については、日本クレジット協会は2020年に100%化するとしていますが、カード会社によっては来年3月に間に合わないところもあるかもしれません。
一時的に店頭で使えなくなるカードが出そうです。

クレジットカードはスマホ決済用に

さてそんなクレジットカードですが、暗証番号が必須となると、使いづらくなってくる場合もあります。

しかし、60日間の不正利用補償やカード会社による不正利用検知などは非常に有益なものです。

カードをApple PayやQR決済の支払い方法として登録すれば、そうした利点もありながら、カードのポイントなども取得できます。

今後はカードは直接でなく、スマホ決済などによる間接的な利用が主流になってくる可能性が高そうです。