現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

パソコンが深刻な品薄に突入か

パソコンの在庫が枯渇しそう

前回、書いた記事で訂正しなければならないことが出ていますので、簡単に状況を説明しておきます。

前回、パソコンの在庫が潤沢になりつつあり、価格が下がり始めたと書きましたが、どうやら一時的なものだったようで、ここ数週間で状況が大きく変わってきました。

すでに大半の機種が在庫切れとなっている量販店もあり、現在、比較的在庫がある量販店も12月には在庫切れを起こす可能性が非常に高い状況です。

原因はCPU不足

原因は、春頃から書いているインテルのCPUが不足していることです。
生産量自体は、増加しているようですが、1月に迫ったWindows7サポート終了に伴うパソコン需要の増加に追いついておらず、パソコンメーカーが必要な量が供給出来なくなっています。

インテルのCPUの生産トラブルは1年前から続いていますが、ここ数年のパソコン不振で市場に過年度モデルが大量に残っていたために、これまで覆い隠されてきました。

そして法人向けの需要が落ち着いてきたために先月あたりから改善してきていましたが、今度は個人向けの需要が急増し始め、状況はこれまで以上に悪くなってきた状況です。

今後の動向は

現在、需給が改善する目処はしばらくないため、とくに年末商戦最盛期の来月中旬にかけて、パソコン在庫が枯渇していくのはほぼ確実だと思われます。

とくに国内の個人向けでシェアが50%を超えているレノボ(富士通もNECもレノボのパソコンブランドです)については非常に深刻な状況になると思います。

比較的、供給の変動が小さいのはアップルのMacマイクロソフトSurfaceになるのではないでしょうか。

今回の在庫切れは改善の目処が出ていませんので、数ヶ月単位で続く可能性があります。
パソコンを数ヶ月以内に購入する必要があるのであれば、出来る限り早急に購入すべきですし、急がないのであれば、在庫が復活するまでしばらく購入を控えた方がよいと思います。