2020年の初売りはどうなる?
減速の家電販売
消費税増税後、家電販売は10月の2割減から、11月の1割減へと順調に回復していましたが、12月に入り、減少幅が拡大し、15%前後の減少になっています。
昨年のPAYPAYキャンペーンの影響もありますが、暖冬で季節商品の売上が低迷しているというところも大きな要因になっています。
このままいけば、暖房器具については、年明けから店頭で大幅な値下げが実施されることになるでしょう。
2020年の初売りはどうなるか?
さて年末商戦が明日で事実上、ほぼ終了となりますので、次は初売りとなります。
そこで来年の初売りについて、注目となりそうな商品について予想していきたいと思います。
暖房器具
ふれた通り、今年は暖冬になっており、各社で在庫がだぶついていることと思います。
基本的に暖房器具は在庫を来年の冬に持ちこすことができませんので、1月中には大半を売り切りたいところです。
そして1月は初売りが最大の商戦となりますので、ここでどれだけ在庫処分できるかが、各社の関心事です。
暖房器具については、初売りでかなりの処分価格が期待できるのではないかと思います。
パソコン
通常の年ではパソコンは家電量販店の初売りで最大の目玉です。
しかし今年は先月書いたように市場に在庫がありません。
とはいえパソコンを外すと家電量販店の初売りの売上は確保できませんので、特定の確保できた在庫に限って価格を出してくることになるでしょう。
目玉商品となっているもの以外は、価格は期待できません。
デジタルカメラ
カメラは周知の通り、スマホの影響で毎年、需要が減少していますが、初売りではパソコンに次ぐ重要な商材です。
今回の初売りでは、パソコンの在庫不足を補う意味でも、各社はパソコンの減少の分、カメラで売上確保にはしるのではないかと思います。
とくにミラーレス一眼は最大の狙い目になるのではないでしょうか。
ワイヤレスイヤホン
さて今年秋以降の家電で最大のヒットとなっているのが、ワイヤレスイヤホンだと思います。
アップルのAir Pods Proの大ヒットで、他メーカーの商品にも注目が集まり、急速に売上が拡大しています。
売れ筋が数万円と、価格帯が跳ね上がったこともあり、ヒットして間もない今回の初売りでは期待する量販店は多いのではないかと思います。
狙い目の商品が出てくる可能性が高そうです。
気になるau Pay
さて前回、PAYPAYとd払いがスマホ決済ではシェアを握りそうだという内容のことを書きました。
その場合、大手携帯キャリアではauのau Payのみ弾き出された格好となりますが、最近になって急速にキャンペーンへの期待感が高まっています。
そのきっかけとなったのはauを運営するKDDIとPontaの提携記者会見でのKDDI社長の発言です。
何らかのキャンペーン発表が近いうちにあるかもしれませんので期待しておきましょう。
現在開催されているスマホ決済のキャンペーンについての記事も参考のためこちらに掲載しておきます。