現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

勝負に出たdポイント

家電業界は事前予想通りの推移

先月の家電業界は前年比1割減と、増税前の予想通りの推移となっています。
何度か書いていますが、業界では、今年は上期(4月〜9月)が1割増、下期(10月〜3月)が1割減と予想されていましたので、波乱要素が少なくなっています。

そうした中で、現在、下期の最大の需要期に入ってきています。
波乱が起きにくい中では、こうした需要期を除くと買い得な商品を探すのは難しくなってきます。
ここから2週間ほどが下期では最大の買いどきです。

変調のスマホ決済

さてこうした中で今年、話題を振りまくことの多かったスマホ決済(QRコード決済)ですが、昨年12月のPAYPAYのキャンペーンからちょうど1年が経ちました。

この1年、いろいろなスマホ決済が矢継ぎ早にキャンペーンを実施してきましたが、ここにきて、様子が変わってきました。
現在、大規模なキャンペーンを実施しているのはd払いだけと言ってもいい状況になっており、本業の変調からか他のスマホ決済では目立ったキャンペーンが見当たりません。

これまでとは状況が大きく変わってきたように感じられます。

勝負に出たドコモ

他のスマホ決済と異なり、逆にd払いについては、先月からdポイントも併せて多数のキャンペーンを展開しており、携帯収益を惜しげもなくキャンペーンにつぎ込んでいる様子が見受けられます。

ドコモは、今年の6月の新料金プラン投入以降、携帯電話では一人負けと言っていいほど、契約件数が落ち込んでいますが、携帯契約の獲得に資金を注ぎ込まずにその分をd払いに注ぎ込んでいるようです。
ドコモとしては、携帯電話の将来にはあまり期待していないのでしょう。

想像ですが他のスマホ決済陣営の資金が尽きたのを見計らって、市場シェアを掻っ攫うために多数のキャンペーンを投下してきたのではないでしょうか。

このままいけば、スマホ決済はd払いとPAYPAYが押さえることになりそうです。これまでのようなスマホ決済の大規模なキャンペーンは、近いうちに見られなくなる可能性が高いと思います。

家電量販店対象のキャンペーン

さて残念ながら一部の量販店にとどまりますが、家電量販店でもキャンペーンが実施されています。

どちらも西日本中心ですので、東京や東日本では利用するのは厳しいですが、とくにエディオンのキャンペーンは上限がないようで、かなり得な内容になっています。

また家電以外でもいろいろなキャンペーンが実施されていますので、見逃さないようにしましょう。