現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

一人暮らし向け家電を買う前に

4月から一人暮らしを始める方へ

まず引っ越しのことから考えよう

昨年の3月に引っ越し難民ということが話題になりました。
引っ越し業者が手配できず、引っ越しができないというものです。

原因はネット通販

理由はネット通販です。
ネット通販が増えるに従って運送業者は今や年中、人手不足になっています。
また人手だけでなく、配送用のトラックも足りません。

昔のように需要期に運送業者が人や車を増やして対応するということが難しくなっています。

ネット通販需要はさらに伸びていますので、今年は去年以上に不足するかもしれません。

引っ越しへの対応

それではどのように対応すべきでしょうか。

引っ越し業者への依頼をしない

一番の対応は、引っ越し業者にできる限り頼まないようにすることです。
持っていけるものはできるかぎり持って行きましょう。

家電や家具は量販店などで購入して早めに配送を押さえてもらうというのも手段の一つです。
ただしその際に決して宅配便での配送にならないように注意してください。

量販店の業者による配送枠は、人手を確保した上で調整していますが、宅配便での手配の場合には日付を指定して発送するだけですので、何の確約もありません。

入居日を早める

通常の宅配便も配送が遅延することが予想されます。
引っ越しでなく、宅配であっても3月22日から4月7日の最大ピークに荷物を受け取ることは避けるべきです。

できるかぎり早く入居して荷物を受け取りましょう。

荷物が多く通常の引っ越し(単身パックでなく)を使わざるを得ない場合は、2月以前に引っ越す方がいいです。

現地で調達する

現地で調達すれば輸送を伴いませんので、引っ越し料金の高騰とは無縁です。
ただし、家電や家具の配達を依頼する場合、こちらの配送もピークですので、現地に行ってから依頼すると配送枠が取れずに遅れる可能性が高いことに注意しましょう。

3月の引っ越し料金はもともと高額でしたが、昨年からは暴騰しています。
通常時の引っ越しに比べて3倍以上の料金となることも珍しくありません。
持っていくよりも現地で買い替えた方が安いケースも多々あります。

一人暮らし向け家電は、引っ越しのことを踏まえた上で検討しましょう。