現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

エアコン購入のタイミング

家電が好調だった3月

4月に入り、家電量販店の店頭は、3月末の慌ただしさから様変わりしてきています。

さて3月は、一人暮らし需要こそ、前に触れたように例年より厳しかったものの、家電業界としては、前年を5%程度上回り、家電量販店各社とも比較的、好調だったのではないかと思います。

価格競争もさほど厳しくなかった印象がありますので、需要が強かったと言えると思います。

好調を牽引した商品

3月の家電業界を牽引したのは、とくにスマートフォンとエアコンです。

スマートフォンは、以前に書いたようにiPhoneの駆け込み需要が発生しているためです。

iPhoneが安く買えるのはこの春までか? - 現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

3月下旬にはNHKのニュース(?)などでも報道され、需要が急増しました。

そしてエアコンは、消費税増税前の駆け込み需要です。
実はエアコンの需要は家の新築やリフォームに影響されるため、消費税増税のときは、ほかの商品よりかなり早く駆け込みが発生し始めます。

今年のエアコン購入のタイミング

さて先週、業界紙のサイトで下記のような記事がアップされました。

消費税の駆け込みもあって、今年のエアコンはいつが買い時? - BCN+R

内容としては、概ね異論はないものです。
ただし、1つだけ言えることがあります。

それはこの記事にある4月〜6月というのは、エアコンが最も価格が高い時期だと言うことです。

今年に関して言うと、残念ながら、エアコンの最適な購入時期は終わったと思います。
夏に余程の冷夏にならない限りは、今年が終わったときに、2月〜3月が最適だったと思い返すだろうと思っています。

エアコンが壊れそうであったり、どうしても付けないといけない部屋があるのでなければ、来年を待つべきです。

例年であれば秋にある程度価格は下がりますが、今年はおそらく下がりません。
(理由まで書くと長くなるので、覚えていれば秋に解説します)

どうしても今年エアコンを買いたい場合

エアコンをどうしても今年買いたい場合、唯一の狙い目は今年のゴールデンウィークです。

エアコンは工事できる台数が限られるため、家電量販店各社は、できるだけ受注を前倒ししたいと考えると思います。

7月以降はそもそも工事の体制に余裕がありませんので駆け込みでエアコンの売上をあまり伸ばすことはできません。
しかし一方で4月〜6月は需要が低い時期のため、通常は販売促進を行なっても効果が薄い時期です。
しかし今年はそんな需要が低い時期でも10連休という一大イベントがあります。

各社はこの10連休に勝負をかけてくることと思います。
キャッシュレスのキャンペーンなどとも合わさって、かなりお買い得な商品が多数出てくることは間違いありません。

もし今年、エアコンを買いたいのであればゴールデンウィークの購入に向けてチェックしましょう。