値引き交渉するなら3月後半
来店客の増える3月後半
家電量販店では、3月後半は、来店客の増える時期です。
なぜなら、年度替わりに伴って、1人暮らしや引っ越しによる需要、携帯電話購入の需要などがあり、また多くの家電量販店では決算月のため、最後の売上を稼ぐためのセールを行うなどもろもろの要因が重なります。
そして今年は増税前の駆け込み需要の影響もあります。
増税前のリフォームの契約期限が3月末なので、それにともなうエアコンや照明器具などの需要がかなり発生しています。
忙しくなる家電量販店の店員
さてこうした中でとくに一人暮らしにともなうまとめ買い需要に対して、家電量販店の店員は接客にかなりの時間を取られます。
一人暮らしでは1人当たり10万円以上の購入になってきますが、点数が多いため、時間当たりで考えると、他の家電製品を接客することに比べて必ずしも効率がいいわけではありません。
そしてこの時期、店内を少し歩いているだけで、複数のお客さんから呼ばれますので、1人のお客さんに時間を多く割くことも難しくなります。
こうした中で、店員側としては、どうしても単品をすぐその場で決めていただけるお客さんがありがたくなります。
値引きを少々しても、すぐに決めてもらえるならと、割と簡単に値引きするケースが増えると思います。
また仮に店員が暇だったとすると、逆にこの時期に売り上げが少ないと焦ってくるものです。
どちらにしても、値引きにある程度、応じてくれると思います。
値引き交渉の方法は
まずは機種選定
さて書いたように、この時期、家電量販店の店員はゆっくり接客する時間がありません。
説明については通り一遍のものになりがちですので、機種は店員を呼ぶ前にある程度、選定しておく方がよいですし、この時期はその方が交渉には有利です。
機種は本命以外に2、3選んでおく方が交渉しやすいと思います。
ネットで価格をチェック
選んだらその機種について、家電量販店のネットサイトとアマゾンのサイトの価格をチェックしておきましょう。
価格comの家電量販店以外や楽天はチェックしてもあまり交渉に効果はありません。
本命の機種で価格交渉
価格をチェックしたら、まずは、
本命の機種でいくらまで安くなるか聞いてみましょう。
そしてその価格を聞いたら、調べたネットの価格とも比べながら、いくらなら買います、とはっきりと言うのがポイントです。
その値段にならなかったとしても、最初に言った価格より大抵の場合安くなると思います。
希望の価格まで下がればその価格で買ってあげてください。
希望の価格にならなかった場合
そして希望の価格まで下がらなかった場合は、選んでおいた別の機種についてはどうかを聞いてみることです。
その際に、その店でよほど価格が安くなっている機種があれば、店員側から、そうした機種の提案もある可能性が高いと思います。
掘り出しものが見つかるかもしれませんし、価格によっては、別の機種が本命になるかもしれません。
価格的に希望に合わなければ、そうした機種の価格を聞く中で、思い切って、最初の本命機種について、いくらにならないかと聞いてみるのもいいと思います。
店員が今度は応じてくれる場合があります。
機種と価格が希望に合わなければ、検討してきますと言って、それ以上は諦めて帰りましょう。
粘ると逆効果です。
またその際に店員の名刺は必ずもらうのがポイントです。
やってはいけないこと
なお昔、値引き交渉のときによくあった見積もり書を出してくれというのはやめましょう。
他の家電量販店に提示して値引き交渉に使われるだけというのがわかっているため、今は大抵の店は値引き後の価格で見積もり書を作ることはありません。
逆に、そういったことを言うと、いったん言った価格すら撤回されてしまう可能性が高いです。
なお値引き交渉について、効果的な方法というのは、時期によって変わってきますし、場合によっては年によっても変わります。
いつでも上に書いた方法が最適とは限らないので注意しましょう。
値引きを引き出すには、忙しいとき、売れるときというのが大原則です。