現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

年末まではイベントに注目

前回よりも小さい駆け込み需要の反動減

去年とは祝日のある週が違うので、比較が難しいですが、家電業界は現在、前年比2割減前後で推移しています。

前回、8%への増税時には、3割減まで落ちましたので、前回に比較すると減少幅が小さくなっています。
まだまだ油断はできませんが、業界関係者としては、一安心といった状況だと思います。

さてそうなると、在庫の余剰も発生しないため、今のところ、在庫のだぶつきによる価格下落は起きそうにありません。
つまり、やはり家電購入は当面の間、販売量の多い時期が正解です。

年末まではイベントに注目

さて12月が家電販売がもっとも大きな時期になりますが、11月からはその最需要期に向けて、いろいろなイベントがあります。
それらのイベントを把握しておくことが、家電に限らず、いろいろな物をお得に購入するために重要です。

11月11日(独身の日)前後

まだ認知度は低いイベントですが、中国ではネットショッピングでもっとも大きな売上となる日と言われています。

去年あたりから、日本でもネットを中心に乗っかるところが急増しています。
セールを開催する企業は去年以上に増えてくると思いますので、とくにネットで掘り出しものなどがないか探してみるのがいいと思います。

11月29日(ブラックフライデー)前後

イオンが数年前から開催しており、ここ数年、他の企業にも急速に広がってきたイベントです。

もともとアメリカ発祥のイベントですが、今年は冬のボーナス商戦のピークに入る週になるため、去年よりも力を入れる企業が多いと思います。
店舗で商品購入を考えるなら、年内では一番期待できるタイミングだと思います。

12月2日(サイバーマンデー)前後

ブラックブラックフライデーが実店舗中心のイベントなら、こちらはネット中心のイベントです。

日が違うとは言え、実際にはブラックフライデーとセールはほぼ被ります。
こちらについては、アマゾンのCMも流れると思われ、アマゾン中心となるのはほぼ確実です。
アマゾンでの商品購入はこのタイミングがおすすめです。
ただアマゾンのサイバーマンデーセールは実際のサイバーマンデーの日とずれていることがあるので注意しましょう。

12月12日(双12)

これは独身の日よりさらに知名度のないイベントですが、中国ではメジャーなセール開催日です。

ネット中心に一部でセールが開催される可能性があります。
今年はまだまだだとは思いますが、チェックしてみてはどうでしょうか。

12月上旬

こちらは、とくにイベントというわけではありません。
昨年、PayPayが12月4日から13日まで100億円還元キャンペーンを開催しました。
これによって大きな恩恵を受けた家電量販店は、その反動対策を何らか考える可能性があります。
気にかけておいて損はないと思います。

そのほか、12月は言わずとしれたボーナス商戦、クリスマス商戦、歳末商戦とセールは目白押しですが、各社は、少しでも多くの売上を取るため、真新しいイベントにより多くの力を注いでくると思います。

年末までのセールを把握して、少しでもお得な買い物をしましょう。