現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

本格スタートしたPAYPAYモール

オープンしたPAYPAYモール

まだあまり認知度がありませんが、10月中旬にヤフーはヤフーショッピングから一部の店舗を選りすぐったPAYPAYモールというショッピングモールをオープンしました。

そして、昨日11/1よりPAYPAYモールで、「100億円あげちゃうキャンペーン」がスタートしています。
PAYPAYの普及と同様に大規模なキャンペーンで、一気にネットショッピングでのシェアを獲っていきたいのだと思います。

家電量販店が多く参加

PAYPAYモールの出店企業を見ると、家電量販店が多く目につきます。

ヤマダ電機ケーズデンキジョーシン、コジマ、ノジマなど郊外型と呼ばれる家電量販店がほぼ出店しています。
一方で都市型に分類されるヨドバシカメラビックカメラ(子会社のコジマは参加していますが)と郊外型では唯一エディオンが参加していません。

これには、いくつかの理由が考えられます。
ヤフーはソフトバンクグループであることは周知の通りですが、家電量販店とソフトバンクの繋がりは深く、家電量販店にとって、ソフトバンクは単なる取引先ではありません。
ソフトバンクから声をかけられれば、ほとんどの量販店が前向きに検討すると思います。

そのあたりの事情は昨年のPAYPAYキャンペーンの際に少し書きましたのでこちらもご覧ください。

2つ目の理由として、現在、家電のネットショッピングでは、アマゾンとヨドバシカメラが2強状態になっており、とくに郊外型量販店は、ネットショッピングが課題となっています。
こうした中でテコ入れ策として、多くの量販店には魅力的に思えたのだと思います。

3つ目の理由として、周知の通り、ヤフーショッピング自体が苦戦しているため、大手の家電量販店のブランドを前面に出して、テコ入れを図りたかったという面があると思います。

PAYPAYモールの中心に家電量販店がいるのは色々な事情からすると必然に感じられます。

PAYPAYモールは家電の第三極になれるか?

家電量販店とヤフーショッピングの思惑が一致しており、アマゾンに頼りたくない家電量販店からすると、アマゾンに出店している量販店も徐々に軸足をPAYPAYモールに移してくるものと思われます。

自社サイトが伸び悩んでいる郊外型の量販店が、ネットショッピングの中心をPAYPAYモールに置く可能性は高いのではないでしょうか。

引き続きネットではヨドバシドットコムとアマゾンの2強状態が続くと思われますが、今後は、郊外型の連合軍となりそうなPAYPAYモールにも注目してみてはいかがでしょうか。