パソコンを安く買える時期
価格が下がらなくなったパソコン
説明しなくても、多くの人が認識していると思いますが、スマホで大抵のことができるようになってきて、年々、パソコンの需要は減っています。
需要が減少している商品であれば、価格も毎年、下がっているのではないかと思うかもしれません。
ところがパソコンの価格というのは、あまり変動していません。
むしろ最近は少し上がってきているかもしれません。
なぜパソコンが値下がりしなくなったのか?
パソコンが値下がりしにくくなったことには、いろいろな要因があります。
その1 部品の価格
まず、部品が値下がりしなくなったこと。
パソコンの部品の多くは、スマホやタブレットなどと同じです。スマホが売れていれば、パソコンの部品も値下がりしません。
その2 性能が上がらなくなった
次にパソコンの性能が上がりにくくなったことです。
パソコンはもともと新製品の発売サイクルが非常に早い商品でした。
年4回入れ替わるのが当たり前でしたが、パソコンの性能が上がりにくくなったため、新モデルと旧モデルの性能差がなくなってきつつあり、入れ替えサイクルが崩壊してきています。
旧モデルの値段を下げる必要がなくなったということが大きな要因の一つです。
その3 アップルとマイクロソフトのシェア拡大
次にアップルやマイクロソフトのSURFACEのシェアが上がってきたことです。
アップルは非常に価格コントロールを気にするメーカーです。
価格競争にならないよういろいろなことをしています。(本筋から逸れるので詳細は割愛します。)
マイクロソフトもアップルほどではありませんが、価格維持に気をつけています。
この2社のシェアが上がってきたことから価格が乱れにくくなってきた面があります。
その4 圧倒的なシェアをもつメーカーの存在
お客さんは気づきにくいかもしれませんが、パソコンのシェアの半分はあるメーカーが握っています。
それはレノボ(Lenovo)です。知らない人も多いかもしれませんが、中国のメーカーです。
実はNEC、富士通のパソコンもレノボです。レノボがそれぞれのパソコン事業を買収し、名前はそのままで展開しています。
1社が圧倒的なシェアを取った以上、価格競争が起きるはずもありません。
パソコンの狙い目は初売り
このように値下がりしなくなったパソコンですが、パソコンにも狙い目の時期があります。
それは新年初売りです。
なぜ初売りが狙い目なのか?
家電量販店に新年早々から配達や工事の必要な商品を買いに来るお客さんはほとんどいません。
パソコンは家電量販店にとって、配達がいらず、単価が高くて売上を稼げる、初売りに最適な商品なのです。
そのために早くからメーカーと交渉を重ね、セール商品を確保しています。 初売りでは、お客さんにとってお買い得な商品が各量販店の店頭に並びます。
通信回線も必要なら3月
なお通信回線の契約を一緒にするということであれば、3月の方がおすすめです。
こちらに関しては通信会社から、通常の月よりも多くの特典が期待できるほか、同時契約でパソコン本体の値引きが期待できる場合が多いためです。