現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

エアコンを買ってはいけない時期

避けるべき時期

エアコンには、買うべきでない時期があります。それは6,7,8月と3月です。
エアコンが故障してすぐにでも買い替えないといけないという状況でなければ、この時期は避けるべきです。

エアコン工事がリスク

なぜこの時期にエアコンを買ってはいけないのか?
エアコンというのは6〜8月に年間の大半の台数が販売されます。
需要が高いから、値段が高いというような理由ではありません。
理由は取り付け工事でトラブルが発生するリスクが非常に高いことです。

エアコンを取り付けるのは社員ではない

エアコンを購入した場合、エアコンを取り付けに来るのは、ほとんどの場合、量販店(量販店が契約した運送会社含む)と契約した個人や零細企業です。
量販店や運送会社の社員ではありません。

なぜ社員ではないのか?
それは販売台数の多い月に合わせて、量販店や運送会社が社員を抱えておくことができないからです。
そのようなことをすれば、エアコンは今のような値段で販売できません。

繁忙期に取り付けに来るのは臨時契約

量販店や量販店と契約している運送会社は、よく売れる6〜8月については、普段、契約している人や会社以外と臨時に契約します。
それ以外の月の何倍もの台数を取り付けるので、臨時の方が多くなるのではないかと思います。

したがって、6〜8月にエアコンを取り付けにくるのは、その時期だけ契約し、その時期だけエアコンを取り付けている人が大半です。

別にその時期だけの人でも取り付けてくれればいいと思うかもしれません。
しかし残念ながら、年間通して、エアコンを取り付けている人とは技術に大きな差があります。(副業ですから)

エアコンは正確に取り付けないと十分な性能が発揮されない場合や、早期に故障する場合があります。
技術の低い人が取り付けるとトラブルのリスクは大きく上がります。

トラブルが多発する繁忙期

また繁忙期である6〜8月に購入すると、しばしば取り付けまで時間がかかります。

時間がかかった挙句に、技術の低い人が取り付けに来ると、取り付け場所によっては、取り付けできない場合があったりします。

電気工事の資格を持っていない人も多く、やらないといけない工事が、資格がないためにできないことも発生します。

そうすると別の人を手配するのにまた時間がかかり、、というようなことはよくある話です。

そのほか先に述べたように技術が低い人が取り付けたことによってトラブルが起こることもよくありますが、工事をする人が不足しているために、手直しを手配するのにさらに時間がかかります。

繁忙期のエアコン工事には、それ以外の時期なら起こらないトラブルが多発します。
こうして夏場の量販店はクレーム対応に追われることになります。

繁忙期を避ければトラブルは激減

なお、3月は引っ越し需要のため、取り付けが人手不足になります。
繁忙期と違い、技術の低い人が取り付けに来るリスクは低いですが、避けた方が無難です。

なおこれら以外の時期であれば、普段から契約している人が取り付けに来ますので、技術もしっかりしていることがほとんどです。
仮にトラブルが起こってもすぐに対応してくれると思います。

なおネットで購入するときも、上記のことは例外ではありません。
エアコンはトラブルの起こらない時期に計画を立てて購入しましょう。