現役家電店員が教える失敗しない家電の買い方

後で後悔しない家電の買い方を説明します。ネットで購入する場合にも役立つはずです。

お子様には早めにパソコンを

春はパソコン商戦が盛り上がる時期

春は、入学、進学、就職などといったイベントがあるため、年間で最もパソコンが売れる時期です。

小学校から高校までのお子さんをお持ちの方で、お子さんが使用できるパソコンがない場合、ぜひ早めにご購入を検討していただきたいと思います。
その理由について、説明します。

家電量販店店頭のロボット

最近、家電量販店の店頭でロボットを見かけることが増えてきていると思います。
これには、世の中でロボットが活用され始めているということ以外の理由があります。

それは、2020年度からの小学校でのプログラミング必修化です。
プログラミングの授業が開始されれば、ロボットを動かすロボットプログラミングが授業で行われるようになり、プログラミング用ロボットやロボット教室が流行るのではないかと言われています。

そこで、現在、いろいろなメーカー(ほとんどがベンチャー)がプログラミング用のロボットを発売してきており、その一部が家電量販店の店頭でも並ぶようになってきています。

パソコンの授業を開始している小学校もある

まだ知らない人も多いと思いますが、かなりの数の小学校が、すでにパソコンの授業を開始しています。

プログラミングはあまり聞きませんが、ワードでの文書を作成したり、パワーポイントでプレゼン資料を作ったりしている小学校は決して一部の学校ではありません。

そして東京、大阪など大都市圏を中心に、急速にプログラミング教室が増えてきています。
地方に広がるのも時間の問題です。

また2020年度からのプログラミング必修化に際して、ほとんどの学校は授業をするノウハウを持っていませんので、それをプログラミング教室を運営する会社に委託したり、授業のカリキュラムの作成を依頼することになると思われます。
(実際にあるプログラミング教室の関係者から、受託してカリキュラムを作成中と聞きました)

子どもに早いうちからパソコンを触らせよう

さてここからは、私の個人的な意見です。

現在の状況からすると、地域や学校によってプログラミング学習の内容に大きな差が出ることが予想されます。
そうなるとお子さんが大学進学や就職した際には、大きな差がついている可能性が高いと思われます。

お子さんが大きなハンデを抱えることのないよう対策が必要です。
それはこれから小学校で習うお子さんだけでなく、逆にプログラミングを習うことなく高校まで卒業してしまう現在の中学校1年生以上についても同様だと思います。

対策として何をすればいいか

対策として、いくつかご紹介します。
(すみません。完全に仕事と関係ありません。)

まずは小さいときから、パソコンに触れさせて、キーボードやマウスなどに慣れさせるということです。
いきなり授業でパソコンを使って文章を書いたり、プレゼン資料を作ったりすることになっても、ある程度、対応できるようになると思います。

そして、小学生向けに流行しているプログラミング言語(言語であるか微妙ですが)を紹介します。

アメリカのMITが開発した言語スクラッチです。
スクラッチ公式サイト

内容は詳しく説明しませんが、子ども向けの教材として、スタンダードになりつつあるものです。
書籍やネットでの解説なども多いため、独学でも十分に学べると思います。

もうひとつ紹介します。
家電量販店でロボットを販売していますが、本当に使うべきは、家電量販店に並んでいるものではありません。
大半のプログラミング教室ではあるロボットを使っています。

それは、レゴ マインドストームEV3というロボットです。
ちなみこれを開発したのもMITです。

レゴ公式サイト

↓本来は教育機関からのみ購入できるはずですが、なぜかネットにもながれています。

ロボットのプログラミング大会などもほとんどが、このロボットで開催されますので、少々高いロボットですが、購入するのであれば、これを購入すべきだと思います。

肝心のパソコンの購入は

さてもしパソコンを購入しなければいけない場合の注意点です。

Office付きのWindows

基本的には、Windowsパソコンを購入すべきだと思います。
Macで対応できない場合は少ないですが、やはり学校での主流はWindowsです。
学生のうちはWindowsの方が使いやすいと思います。
そしてワード、エクセル、パワーポイントは授業で使うこともあるので必須です。

なるべくスペックの高いものを

プログラミングに使う場合、意外とパソコンのパワーが必要ですので、予算の許す範囲で、高スペックのものを購入することをおすすめします。

プログラミングのことをよく知っている人からすると、疑問に思うかもしれません。
プログラミングというのは、本来、さほどパソコンのスペックを必要としないものだからです。

しかし、スクラッチやレゴなどのプログラミングは、プログラミングであってプログラミングではありません。
これらのソフトでは、パーツを組み合わせて、プログラミングの流れだけを作るので、パソコンが、本当のプログラミング言語への変換と実行というかなり重たい処理をします。
基本的に実用目的ではなく、教育目的のプログラムなので仕方がありません。

3月に向けて早めに検討を

2月はパソコンの新製品発売が多く予定されています。
出揃った段階で価格も変わってくると思いますので、具体的な機種の検討を2月下旬以降にして、各販売店がパソコン販売に最も力を入れる3月の購入がおすすめです。